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毎月、新潟大学鷲見ゼミ生の投票によって選んだ本の感想・ゼミ活動などを更新していきます。
 
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波乱の時代(上)
波乱の時代(上) (JUGEMレビュー »)
アラン グリーンスパン
3月の読書本

本書は世界中で拡大を広げているUberAirbnb2つの企業がどのようにして成功を収めたのかを創業期から今に至るまでを時系列的に説明した本である。どちらの企業も現在まで様々な規制やライバル企業との戦いを繰り広げてきており、中には撤退を余儀なくされた地域もあった。日本の市場においても2つの企業は進出を狙っているが、やはり既存の業界からの反発や規制によって苦戦している。今後この2つの企業がどのように日本の市場に溶け込むのか、また今後も2つの企業のようなスタートアップ企業は表れてくると思うので注目していきたい。(K・T)

 

UberAirbnbといった創業から10年未満にして世界で大成功した2社の背景を描いた本だった。講義でUberで働く人の講演を聞いたことがあったからUberの知識はあったが、Airbnbに関しては全くの無知だったので今回この本を読んだり、発表を通したりして詳しく知ることができて良かった。規制などの壁はあるがこれからもまだまだ伸びていく企業だと思うので関心をもってニュースを見るようにしていきたい。(S・I)

 

スタートアップ企業として世界を大きく変えているUberAirbnbの軌跡をまとめた本である。どちらも今までにないプラットフォームを築き、新たな市場を創り出した点では共通であるが、規制当局と関わる姿勢や理念が異なっていて同じスタートアップ企業でも拡大の過程が違うことが印象に残った。特にサービスの消費者を味方につけ、大きな規制や既得権をも壊してしまうトラビスの法則という考えは強烈で、実際に成功している都市もあるのだから驚きである。これらの企業は私たちの生活の在り方を大きく変えるものであり、当然日本にも上陸している。本書、読書会を通じて自分の身の回りで変わりつつある世界について目を向けることができて良かった。(Y・H)

 

本書では8年という短期間で大成功を収めたUberAirbnbの背景を説明している。Uberのことはある程度知っていたが一方、Airbnbは名前だけ知っているくらいで、どのような企業なのか知らなかった。そのため本書を読んだり、企業について調べたりすることで2社の持つ魅力や強みを感じることが出来た。世界中で普及が進むサービスであるが、日本ではまだ風当たりが強く、多くの課題を抱えている。タクシー、民泊業界と共存できるのか今後も注目したいと思った。(E・N)

 

本著では、AirbnbUberがどのようにシェアリングエコノミーの中心と成りえたのか、そこにはどのような苦悩やひらめきがあったのかということを分かりやすく物語として描いている。現在の私の行動が、いかにリスクを取らずに生活しているか、チャレンジ精神を失っているのかということをブライアンの行動とのコントラストによって感じさせられた。また、『他人を自分の家に泊めないことは「当たり前」』というような固定概念への挑戦や打破を常に考え続けることが重要であると感じた。そうしたなかで、プラットフォームビジネスが今後、『当たり前』となる。スキルを人生を通して磨いていかなければならないと『LIFE SHIFT』を読んだとき同様に感じることとなった。(T・Y)

 

本書では、2008年に設立された住宅宿泊事業を行うエアビーアンドビーと2009年に設立された自動車配車事業を行うウーバーの2社が、どのようにして世界にシェアを広げ、たった8年で2社の会社評価額の合計が10兆円を超えるまでに成長したのかが示されている。私はこの本を読むまでは2社のことについて知らなかったが、この本を読んで革新的な事業を展開している2社にとても興味が沸いた。このような2社が日本でも普及してより豊かな暮らしが実現されることを願う。(D・A)

 

本書ではシリコンバレーでもまれにみるような成長を遂げたAirbnbUber2社に焦点を当て、たった8年でいかにして企業を発展させてきたかについて述べられている。2社は空いている部屋や車に目をつけて、それらを旅行客等に提供するサービスを開始し、成長した。しかし既得権益を守りたいホテル業界やタクシー業界からの反発やサービスの安全性の懸念等もあり順風満帆にはいかない。特に日本ではこの2社のサービスが上手く普及しない。例えばUberは職業運転手によるサービス提供しか認められていないなど規制が厳しく、今後いかにして普及していくのかとても興味を持った。(H・T)

 

この本は、現在シェアリングエコノミーを運営しているUberAirbnbについて、それぞれが創業期から最近までで大きな成功を得た軌跡を書いている。両企業とも、ふとした考えから起業した。そして現在、赤の他人であった人々とのつながりを生み出しオープンな環境を作り出した一方で、様々な業界との対立や法規制などで議論を生み出してもいる。今まで、あまりビジネスとして確立できていなかった分野であるだけに各国においての規制緩和や業界との業務提携などが重要になると思った。UberAirbnbも株式未公開であったが、今後上場する予定がたてられており今後は事業をどのように展開していくか注目していきたいと思う。(H・Y)

 

本書では、シェアリングエコノミーの分野で成功を収めたUberAirbnbについて、成功までの過程が記されている。シェアリングエコノミーとは、物・サービス・空間などを多くの人と共有して効率よく使用する社会的な仕組みのことであり、自分も素晴らしい制度だなと感じた。しかし、成功するまでの過程には様々な法規制、業界、市民との問題があり、険しい道のりであったことを知った。今後、この二社を中心にシェアリングエコノミーが世界で、また日本でどのような広がりを見せていくのか、注視していきたいと思う。 (M・S)

 

本書は、UberAirbnbがどのようにして成功をつかんだのかについて書かれている。たった8年で世界的に成功を収めていることに驚いた。しかし、各都市での規制や問題点も多く、日本ではまだ本格的に参入していないのが現状である。やはり新しいものを受け入れるには時間がかかるのだと思った。両社ともシェアリングエコノミーを扱っているという点では共通している。企業の名前は聞いたことがあったが、こんなにも世界中に広まっているとは思わなかった。近い将来、日本でもこのようなシェアリングエコノミーの考え方が、私たちの身近にも一般的に取り入れられるのかなと思った。 (Y・M)

 

この本は、世界で桁違いの成功を手に入れた配車サービス会社Uberと民泊会社Airbnbがどのようにしてその成功を収めたのか詳細に書き記された本である。

どちらの会社もライバルとの競争と差別化、新しいサービス提供のための法規制や圧力団体との闘いがあり、その障壁を一つ一つ乗り越えた上でのビジネスの成功であるということが分かった。また、シェアリングエコノミーの有用性についても改めて感じることができた。日本では未だ発展途上のシェアリングエコノミー。世界水準において行かれないためにも早い段階での参入規制や法規制の緩和というシェアリングエコノミーの土台を政府が中心となって気づきあげていくことが必要である。 (R・Y)

 

 本書は、UberAirbnbのそれぞれについて起業から近年注目を集めるようになるまでの過程をまとめている。2社はシェアリングエコノミーの企業という大きな共通点はあるが、会社の成長の仕方には違いがあったようだ。事業を世界の各地域で広げるなかで、他企業との競争に負けてしまうなど、現在の大きな成功の陰に隠れた過去の失敗がとても印象的だった。分量の多い本で内容のすべてを追うことはできず、他の人の発表を聞くことでやっと全体像を理解することができた。今後は自分で本の内容をさらったうえで読書会に参加するようにしたい。(M・K)

 

ウーバーやエアビーアンドビーという企業が成功を収めた、という話は聞いたことがあったが、その成功の過程については知らなかった。この本では、2つの企業の、破天荒ともいえる成長への過程が描かれていた。この本を読み、また、自分でウーバーについて調べ、他のゼミ生による二企業についての発表を聞き、実際にウーバーやエアビーアンドビーのサービスを利用してみたいというような興味も沸いた。機会があれば利用してみたいと思う。 (T・O)

 

本書はシェアリングエコノミーという新しい市場で活躍するUberAirbnbの成功までの過程を説明している。現在、この二つの企業は世界中で拡大している。成功に至るまでには容易ではなく、業界の規制や他の企業の反対など困難も多かった。日本ではあまり浸透しておらず注目していなかったため、今回の読書会でシェアリングエコノミーが世界で広がっているのを実感した。これから先も新しい市場や企業が登場するだろう。日本だけではなく世界の社会や経済の変化に敏感になれるようにしたい。 (S・N)

 

本書では、短期間で急成長を遂げたウーバーとエアビーアンドビーについて述べられている。

ウーバーとエアビーアンドビーは、高潔な目標のあったFacebookGoogleとは違い、創設者のほんの一瞬の希望を叶えるために創設されたものである。この出発点に、私は非常に驚いた。創設したのちに、瞬く間に利用が広がっていき、大成功を遂げたということは、意外と大勢の人がその希望を持っていたということを意味していると思う。本業の人々から多くの反発をもらっており、実際に日本でもウーバーは禁止されている。日本でもウーバーが利用されるようになるのかが今後気になるところである。 (Y・N)

 

本書はUbeaAirbnbがどのようにして成功を掴んだかについて書かれている。Ubeaについては少し授業で学ぶ機会があったが、Airbnbは全く知らなかったので、興味が沸いた。けれどもどちらも日本に広く普及するのは簡単ではないと思う。実際現在あまり浸透していないため、世界にはこんなにシェアリングエコノミーが普及しているのかと驚いた。将来どのようなシステムを当たり前ととらえて生活しているのか楽しみにも思えた。 (H・H)

 

本書はUberAirbnbが世界各国の規制との戦いを経て、どのようにして成功を収めたかが書かれている本だ。私はUberAirbnbのどちらの企業も知らなかったため、このように便利なサービスを行っている企業が世界中で利用されていることを知ることができてよかった。2020年に開催される東京オリンピックではホテル不足が問題になっているが、解決策として民泊がある。その民泊を提供するAirbnbの活躍の場が日本でさらに広がりそうだ。Uberは運転手の数が地方では少ないと発表で聞いたので需要と供給が上手くいけば日本で今まで以上に利用が広がるのではないかと考える。 (C・H)

 

本著は世界中で多くの人々から利用されているUberAirbnbについて、その成功までの道のりを時系列で書き表したものである。UberAirbnbは同じシェアリングエコノミーを扱った企業であり、8年という短い時間で、全世界で大成功を収めているが、日本では既存の産業からの反対もあり、まだ本格的に参入はしていない。同じようにほかの国でも撤退を余儀なくされている場合もある。しかし、このような大成功を収めているのはやはり多くの人から求められているからであり、アプリを利用するなどのインターネットがiPhoneの普及によって、より身近になったことが理由として大きかったように感じた。 (T・K)

 

本書では、世界的に成功を収めた「Uber」と「Airbnb」について、成長の軌跡が詳しくまとめられている。Uberが提供するライドシェアリングサービスもAirbnbが提供する民泊マッチングサービスも、シンプルかつユースフルなビジネスモデルで、今や世界中の人々から利用されている。しかし、成長の過程には、既得権益者からの反発や政府当局からの規制など、乗り越えなければならない壁が多くあることが分かった。消費者の潜在的なニーズに応える素晴らしいビジネスであっても、浸透するまで一筋縄ではいかない社会経済の複雑さを学ぶことができた。 (S・S)

 

本書では、アプリやウェブサイトを利用した配車事業を行うUber、そして民泊事業に関わるAirbnbがどのようにして成功したのかが述べられている。この二つの企業が行っているようなシェアリングエコノミーは近年注目されつつある取り組みであり、資源の有効活用や地域の活性化に繋がるため、画期的な事業だと思った。しかし、日本でも進出が進むUberAirbnbの事業に対し、タクシー業界の反発や地域との関わり方、安全面などが大きな課題となっている。このような課題を解決し、また国内のシェアを広げるためには、今後さらに国や地域の特性に合ったサービスを提供する必要があると感じた。 (Y・Y)

 

UberAirbnbの誕生した経緯や、既存の業界との競争、規制等の困難について知ることができる一冊となっている。私自身UberAirbnbについてこの本を読むまでは、どのような背景できたか、成功までの道のりについて知っておらず、IoT用いた企業のパイオニアのイメージしかなかった。UberAirbnbは近年問題視されており、日本でも規制がされている状況下にある。今後の動向に注目していきたい。

今回このように知ることができたのだから、東京に行ったときなどにいつか利用してみたいと考えている。 (S・S)

 

本書は数年で事業に成功した企業2社の遍歴と直面してきた諸問題について述べられている。私の担当したUberは外国で大きく事業が伸びている印象しかなかったが、それと同時に様々な規制に悩まされ、時に裁判沙汰になっている事実に驚いた。AirBnBも同様であるが、どんなに良いビジネスプランを構築できても政府や既得権益のある業界団体により無下にされてしまうというのは残念に思う。今後、UberAirBnBに始まるUPSTARTSな企業が各国でどのように利害関係を調整し、事業を展開していくのか興味を持てるきっかけになる一冊であった。 (N・Y)

 

私が担当したものがUberについてだったのでUberのことを中心に読んでいったが、UberAirbnbも割と最近に設立された会社であり、社会の規制と戦いながらビジネスを確立していることが分かった。常に進化していくために対立はしょうがないことだと思う。もし自分が規制と対立する立場になったらあきらめてしまうだろうがこの2社は戦っていた。そのことに尊敬の意を払いたいと思う。(H・T)

| 今月の一冊 | - |
4月の読書本

本書は私たちが普段から多数の意見を集約する際に用いている多数決という集約ルールが本当に多数側の意見を尊重するのかを疑うことから始まり、多数決が持つ弱点を他のいくつかの集約ルールと比較しながら紹介していた。私たちは日常の小さな決め事から選挙まで多数の意見から多数派の意見を見付けるために多数決を用いているが、多数決で選ばれた結果が必ずしも多数派を代表するものではないことが分かり、現行の制度で私たちの多数派の意見が本当に社会に反映されているのかを考えなければならないと感じた。 (K・T)

 

本書は「文化的奇習」とも言える多数決の欠点を私たちに認識させ、いくつかの集約ルールを代替案として提示する。意見を集約し総意を決定する最適な方法は多数決しかないという「慣れ」に陥っていた私にとっては、トピック11つが新鮮で新たな視点を与えてくれると同時に、自分の意見を反映する手法に対する無知を反省する材料にもなった。ケースバイケースでどの規準を重視するかで集約ルールを決定するべきであり、安易に多数決を選択するべきではないというのが重要な示唆の1つであろう。また、5章にあるように一見民主的な制度が構築されていても実は人々の意見を組み込めていないという落とし穴も衝撃的であった。今後は選挙でどの政策を選ぶかだけでなく、その選挙制度自体にも疑いの目を持っていきたい。 (Y・H)

 

本著は、様々な多数決の手法とそれらの性質、多数決がなぜ、社会的に受容されるか、多数決はどのように考えられるべきかということに主眼を置く。用いる多数決の手法によって、採択される選択は真逆のものになるなど、『多数決』の揺らぎを学術的に学ぶことができたことが、本著を読んでの成果であったと思う。また、いかにこれまでの人生での「多数決」がいい加減で思考停止な決定プロセスであったかも痛感させられた。

最後に、本著からは主に、多数決での投票者(構成員)は主に10人以上を想定していたように私の勝手なイメージとしてあるのだが、これから、ゼミ活動などで41グループとなり活動していくような場合には、つまり、厳密に直接民主制、全員是認型の意思決定を行っていく際にはどのように本著での考え方を活用していけばよいだろうか、または、少人数グループワークでは無用の長物なのだろうか。それは科学的ではないにしても、解き明かしたいものであると私は考える。 (T・Y)

 

この本は、多数決という私たちの社会で一般的に用いられる意見集約ルールについて問い直していく一冊となっている。他の意見集約ルールについて詳しく見ていくことで、多数決の脆弱性を感じた。私たちが国会、地方議員、首長を決める際や、国会で重要な法案を決める際には、多数決だけではなく、スコアリングルールやペア勝者などどの意見集約ルールで決めるかという議論も起こっていいのではないかと感じた。

この本は、鷲見先生の授業である「公共選択論」の推薦図書でもあったため、この本を読んだことによって、先生の授業についての理解が深まった。 (R・Y)

 

本書は、多数決は本当に国民の意思を反映しているのか、人々の意思を集約できる選び方について様々な方法を述べている。自分は今まで何かを決定する際には多数決を使ってきた。そのため、多数決が本当に妥当な方法なのか考えたことがなかった。多数決を採用するのが一般的になっており、何も考えずに受け入れてしまっているなと思った。本書では、ボルダルールやスコアリングルール、コンドルセ・ヤングの最尤法など多数決に代わるルールが紹介されていた。投票結果がルールによって変わってしまうということには驚いた。どのルールが一番優れているという事ではなく、時と場合で選択することが必要なのだと思った。当たり前になっているような事にも、疑いの目を持ち、時には批判的に考えてみるのも必要かなと思った。公共選択論の授業で習った事にも通じる内容で、理解をより深めることができたと思う。 (Y・M)

 

『多数決という意思決定の方式は、(中略)他の方式と比べて優れているから採用されたわけではない。(中略)多数決を安易に採用するのは、思考停止というより、もはや文化的奇習の一種である。』と筆者は、第1章冒頭で述べている。確かに私たちは、何か物事を決めるとき、ほとんど何も考えずに多数決を採用しているのかもしれない。少なくとも私はそうだった。しかし、本書を読み多数決の不安定な部分を知り、他の意思決定の方式を学んだ。絶対的に有効な意思決定方法を見つけることは難しいと思うが、もし、重要な意思決定をする機会があれば、安易に多数決を採用せずに意思決定の方式を検討してみるようにしたい。 (T・O)

 

本書では、社会的選択理論の視点から、人々の意見をよりよく集約できる選び方について考えている。ボルダルールやペア勝者など、様々な集約ルールが挙げられている。それぞれの集約ルールによって、メリットやデメリットがあり、最も有効な集約ルールを見つけるのは、思ったよりも難しいのだなと思った。これまで、私たちは日常的に「多数決」を最も利用しており、その結果にはほとんど疑いを持っていなかった。しかし、この本を読んで、多数決よりももっと有効な集約ルールがあることを知り、初めて多数決を疑った。これからは、何かを決定しなければいけない状況にあったとき、多数決だけではなく、他の集約ルールでも考えてみようと思う。 (Y・N)

 

本著は日本で当たり前に行われている多数決が、選挙において本当に適しているのかを様々な多数決に代わる代替案を用いて検証している。わたしは選挙やほかの何か決めごとをするときには本著にも書いてあるように「思考停止というより、もはや文化的奇習」という言葉が表すのにふさわしく、多数決が1番公平な方法でふさわしいと思っていた。しかし、方法によって結果が変わるため、どの方法が意見を反映するのにふさわしいかよく考えるべきであり、そのためには多数決ではないいろいろな方法があることを知ることが大事だと感じた。 (T・K)

 

本書では、多数決は民意が反映されていないのではないかという議論から始まり、他に考案された様々な集約ルールが紹介、比較している。これまで生きてきて、多数決は民主主義的で非常に公平な集約ルールだと思い込んでいたが、実態は問題だらけで多数決で運営されている今の民主主義は思っていたよりも脆いということに気づかされた。選挙に起きて投票が多数決以外、例えばボルダルールで行われるようなことは難しそうだが、ゼミの中で、多数決には問題があり本当に正しいのか疑いの目で見なければならないことを学べたことは良い機会であった。 (N・Y)

 

民主主義を支える「多数決」について、批判的に考えるきっかけになった。多数決は、意思決定をする際の集約ルールの一つにすぎない。集約ルールには、他にボルダルールやコンドルセヤングの最尤法等があるが、あまりに無批判に多数決が乱用されている。困ったときの多数決頼みである。本当にこれでよいのだろうか。多数決は、わかりやすく便利なルールである反面、票の割れが発生したり、選択肢の設定に恣意性が介入したりする危険性をはらんでいる。こうした危険を度外視して、民主主義を実現するための手段として安易に多数決投票が選択されている現実を見過ごすわけにはいかなくなった。人々の意思を反映するための「決め方」の工夫は、あらゆる場面で必要になるであろうから、意思決定における集約方法の理論を学べたことの意義は大きい。 (S・S)

 

多数決などの集約ルールは、ルソーをはじめとし、ボルダやコンドルセの主要な考えに触れながら、集約ルールの紹介をし、それぞれのメリットやデメリットにも触れている。どの集約ルールを使うかによって結果は異なってくることなどから、本当に民意というものがあるのか。多数決というものは慣習化され、利用しているものは思考停止しているのではないかという筆者の考えに、確かに共感できるところがあった。

様々な集約ルールに触れることができ、また多数決というものが本当に良い選択肢なのかを考えさせられました。重要な決断する際に、多数決を取ることは、考えることを放棄しているのかもしれない。そういうことに気づかせてくれる一冊であった。 (K・S

 

本書では現代社会の意志集約方法として当たり前に用いられている多数決についてその方法は本当に人々の意志を適切に反映することができるのか、また多数決に代わるような集約ルールにはどのようなものがあるのかについて述べられている。多数決を当たり前のように使用していたので多数決は本当に意思を適切に反映しているのかといった疑問を持ったことがなくとても興味深い視点だった。また多数決以外の集約ルールについても全く知らなくてそれぞれの特徴やどのような場面でどの集約ルールを用いたほうがいいのか、この本で知ることができてとても良い機会となった。 (H・T)

 

 

| 今月の一冊 | - |
2月の読書本

 本書を読んだことで人口推計に使われている統計の仕方や、人口減少が起こる要因などを理解することができたと思う。そのおかげで今までの人口減少や人口などに持っていた誤った認識を正すこともできたと思う。いままで地元の人口減少が著しく、もともと人口減少の問題には興味があったのでこの本を原点にこれからも人口について勉強していきたい。(S・I)

 

本書は日本で問題になっている少子高齢化、人口減少の根底である人口について、基本的な考え方から研究の最前線まで幅広く述べている。現在、世界中で抱えている人口問題は原因を分析することはできても、効果のある対策があるわけでもなく、容易に解決することができない。また今後の日本人口の動向も不鮮明な点が多いため本書で得た知識を使って、広い視野を持ち、自分で実際に考えてみることが重要だと思った。(E・N)

 

本書では、人口の基礎的な考え方、理論、研究の最前線、少子化のメカニズムなどが平易に解説されている。その中でも私の担当した範囲では合計特殊出生率やコーホート合計特殊出生率、ジェンダー間不衝平論について論じられていた。そしてそのほとんどが、自分が知らなかったり、知ろうともしなかったことだったので、とても新鮮な気持ちで読み解いていくことが出来て良かった。また、現在の少子化の現状を踏まえて、少子化の原因や必要とされるであろう対策について考えることが出来て良かった。(D・A)

 

本書では人口学の基礎として人口増減の要素を挙げそれぞれについて分析し、さらに低出生、少子化の内容解釈とそのメカニズムについて社会経済的理論を用いて説明している。

本書ではじめて人口学に触れてみて、難しい箇所もあったが、なるほどと思えるところも多くあった。また、少子化の問題について、日本の将来における人口減少はほぼ決定的とされており、現状、政府の少子化対策はあまり効果が表れているとは言えないものの、それでも私は長期間にわたった将来を見据えての対策を行っていくことが必要であると思った。(H・Y)

 

本書では、人口学の基礎から、少子高齢化などの問題に対し、様々な分野の視点からの考察が述べられていた。私は人口学といった学問分野無いに等しかったが、本書を読み人口学の基本的なことを知ることができたとともに、人口学に対する関心も高まった。今後は、今回学んだことを今後の学習に生かすとともに、近年大きな問題となっている人口問題に対し行政に任せっきりにするのではなく、自分たちでも考えることが大切だと感じた。(M・S)

 

本書では社会問題化する急激な人口減少により、脚光を浴びる人口学について平易に解説されている。人口の諸問題について触れた後、人口学の基礎、少子化、出生率、結婚と人口学について見ていき将来の人口推計への理解を得られるという構成になっている。分量が多く読むのが大変で、使われている用語も難しいものばかりだったが、本書を読むことでこれまでの人口についての知識を理解しなおすこと、間違った認識を改めることが少しできた。本書で得た人口減少や高齢化についての知識を今後の学習・研究に正しく用いたいと思う。(M・K)

 

本書では人口学の基礎的な部分や人口問題のメカニズム、人口研究の現状について述べられている。本書は少子高齢化の問題について考える良い機会になった。少子化、人口減少については少子化に対する対策を見つけることができれば解決できるのだと考えていた。しかし、現実はそれほど甘いものではなく、政府、地方公共団体、国民それぞれが見据えている先が異なるため政策を考えるのは難しいと感じた。人口問題は私たちがこれから向き合っていかなければならない課題であると思う。(S・N)

 

この人口学への招待を読むことで、人口学の基礎的な知識や様々な研究について知ることができ、為になったと思う。また、少子高齢化について考えるきっかけになったと思った。人口学の面から色々なデータを見ることを通じて、少子高齢化の問題というのは私たちが直面している大きな問題であり、身近な迫りくる問題だということを実感した。私たちは現在の状況に危機感を持ち将来を見通しながら、これから出てくる問題に対して対策を進めていかなければならないと思った。(H・H)

 

本書は、現在日本で人口減少、少子高齢化が社会問題になっているが、人口についての基礎や人口統計の求め方を述べている。人口学といえば数式や方程式などが多く、親しみにくいと思う部分があるが、本書では図や表を多く用いて理解しやすい本になっていた。しかし、私の読解能力のなさから、レジュメやプレゼンで上手くまとめることができなかった。だから、更に読解能力を向上させることに努めなければならないと感じた。また、出生率が少子化はもちろん、老人人口をも左右することや、生命表の活用のしかたや、生命表から得られる生残率などの割合の求め方などを知ることで、人口学の知識が深まった。この本から学んだことをこれからの学習で活かしていきたいと考えている。(C・H)

 

本書では、人口学の基礎から始まり、現代の日本で大きな課題となっている少子高齢化に関連して、少子化の原因や高齢化による影響などが論じられている。内容としては専門的なものが多く、理解が難しいところもあったが、人口学を経済学や統計学の視点から捉えるという側面は興味深く、時代の変化による人口減少の原因を突き止める上で経済学の考え方は不可欠であると感じた。本書を読んで出生率低下に関する理論に興味を持ったので今後詳しく調べたい。(Y・Y)

 

本書は近年話題となっている高齢化問題や少子化問題の原因と考えられていることが述べられていた。話の内容は一回読んだだけではすんなり頭に入るようなものではなかったが、理解できたあとの達成感を感じることができた。人口移動の三要素を基に人口増加・減少のメカニズム等を学ぶことができたと思う。この本を皮切りにゼミ活動が始まっていくと思うと少し不安もあるが、頑張っていこうと思う。(H・T)

 

| 今月の一冊 | - |
12月の読書本

同じ日本で生活していても「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」が要因となり、寿命に差が生じてしまう「健康格差」が日本で深刻化している。この健康格差は医療・福祉・雇用・労働・教育・子育てなど、日本が抱える様々な問題の根本に結び付くため重要なテーマであると感じた。そういった健康問題を改善する施策として特に印象的であったのは、愛知県武豊町で行われている「憩いのサロン」事業である。要介護になる可能性のある住民にのみ健康促進の取り組みをするのではなく、ポピュレーション・アプローチによって地域住民のソーシャル・キャピタルを構築することで介護給付費の削減に成功した。「人のつながり」を生かし、強制的ではない形で健康を促進するという考え方は今後他の自治体でも広く普及すべきであると感じた。ただ、決して高齢者や政府だけの問題ではなく、私たちの身の回りでも健康格差は起こっているので、関心を持ち続けなければいけないと感じた。

(Y・H)

 

本著では近年問題視されている健康格差について独自の取材を行い、健康格差問題の主要な論点が書かれており、またこの問題に対する自治体の取り組みが取り上げられている。WHOは健康格差の要因として「所得」「雇用形態」「家族構成」「地域」の4つを定めているが、最も印象に残ったのは「地域」である。地域による健康格差の要因には食習慣の違いと医療格差が挙げられる。特に食習慣については、その地域に根強く残る食習慣を変えるのは容易ではなく、例として挙げられていた秋田県では塩分摂取量が多く、改善するため県を挙げて様々な取り組みを行っていたがなかなか効果が見られないようである。健康な生活を送るために自分自身の健康管理を徹底していくことはもちろん、健康格差をもたらす様々な要因があることを意識して生活していきたい。

(H・T)

 

本著では、健康格差という問題の現状や起こりうる悲劇的な結末、実際に始まっている健康格差是正への取り組みについて、様々な事例から迫っていて、読者への鮮明な問題喚起がなされている。読者の危機感を呼び起こす文章やその構成はこれからの会話や作文にとても参考になると感じた。健康格差という問題については、「自己管理が出来ない人は悪い人だ。不健康になって当然」という自己責任論がいかに、現在の社会環境ではあてにならないかを痛感した。同時に、健康問題というミクロな事柄についてより大きな視点や冷静な議論を行うことは非常に重要であると感じた。例えば、このような観点は「課題を提出できない人は自己管理がなっていない。留年して当然だ。」というような、常識的な文脈にも疑う点や着目する点の余地があるのではないかという示唆を与えてくれる。そして、従来はこのような視点が多くの人々に欠如していたからこそ、健康格差は問題として表出したように思う。

(T・Y)

 

本書では、近年日本社会に忍び寄っている「健康格差」の問題について、日本の現状とその対策について様々な視点から述べられている。「健康格差」は貧困層だけでなく、社会全体の健康レベルに悪影響を及ぼし、また中流や上流の階層の人々にも、税金や保険料の負担としてのしかかってくるため、貧困層だけの問題ではなく、社会全体の問題としてとらえるべきである。だから、国民一人一人が「健康格差」の問題を共有し、選別主義ではなく普遍主義的な考えで社会全体を健康にしていく「急がば回れ」の道を選択すべき時が今、来ているのである。

(R・Y)

 

 私は、健康を保つのは自己責任であると思っていた。確かに禁煙したり、食習慣に気を付けたり、自己責任な部分もあるかもしれないが、「所得」や「地域」、「雇用形態」などが要因で寿命に差が生じているということを知った。また、社会保障費などの税金や保険料を負担しなければならないため、これは貧困層だけの問題ではなく、社会全体の問題なのである。私のように、「健康格差」の問題を知らない人がまだまだたくさんいると思うので、11人がこの問題を受け止めたうえで、ソーシャルキャピタルを高める、ポピュレーションアプローチを行うなどの対策をする必要があるだろう。自分は恵まれた環境にあると思うため、生活習慣を整える、野菜を食べるなど自分で気を付けられることは実践していこうと感じた。

(Y・M)

 

日本が世界一の長寿国だというのは、何度か耳にしたことがあったが、そのなかでの格差というのはあまり考えたことがなかったため「健康格差」や自身の健康管理について考えるよい機会になった。

本書のなかで印象に残ったのは各地域で行われている健康への取り組み事例についてである。第3章で紹介されていた、パンの減塩の取り組みや第4章で紹介されていた、CM規制の事例、どちらもイギリスの事例である。イギリスはこうしたポピュレーション・アプローチ先進国であると紹介されていて、その取り組みは政策を考える際にとても参考になるものではないかと思った。日本ではこうした国家レベルでのポピュレーション・アプローチの取り組みがないということだったので、今後、どのような政策が出てくるのか注目したいと思った。

(T・O)

 

 「健康格差」とは、健康に対する自己管理能力の低さが原因ではなく、生まれ育った家庭環境や地域、就いた職業や所得などが原因で生じた病気のリスクや寿命など、私たち個人の健康状態に気づかぬうちに格差がうまれてしまうことである。本書では、その健康格差という問題の現状や解決策などが述べられている。

 現状としては、低所得の人は高所得の人に比べて、精神疾患で3.4倍、肥満や脳卒中で約1.5倍発症のリスクが高いという研究もあるという。また、非正規雇用者は食生活が乱れがちで、若年層でも糖尿病を発症してしまうという事実に衝撃を受けた。解決策の鍵として、「ポピュレーション・アプローチ」という考え方がある。これは対象を限定せず、全体を巻き込み、包括的に解決していくことを意味する。これは、社会全体として改善されていくものであるため、個人では気づかぬうちに改善され、無理のない施策ができるのではないかと思う。

(Y・N)

 

本書では高齢者だけではなく現役世代や子供世代にまで迫っている「健康格差」について述べられていた。健康格差は健康管理を怠ったがために生じるだけでなく、雇用や所得、家庭環境や地域によって気づかないうちに格差が生じてしまうため、この格差をその人の自己責任と捉えるか、社会全体の問題と捉えるべきかを議論していた。雇用形態や家庭環境は個人の努力のみで改善することが難しく、自己責任とするには厳しい問題であるが、少子高齢化が進む中、社会保障費の負担が若い世代に重くのしかかることから社会全体の問題として片付けるのも困難である。健康に関してどこまでが自己責任でどこからが社会全体の問題となるか考えていかなければならないと感じた。

(K・T)

 

本著では同じ国の中でも「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」など様々な要因によって病気になったり寿命が短くなったりしてしまうという問題とその背景について取り上げる。特に本著ではこの健康格差が自己責任かどうかについて議論されており、病気になるのは自己責任だとしか思っていなかった私にとっては驚きであった。雇用状況による貧困などは改善しようと思っても出来ない。そのため自己責任などという言葉では解決できないのだ。私は本著でも述べられているように、健康管理は自己責任であるという考えを生じさせてしまった日本社会に問題があると考え、これをどのように解決していくかが重要であると思う。

(T・K)

 

身の回りの環境や所得で知らないうちに格差ができる健康格差の問題点について述べられていた。本著を読むまでは私も健康管理は自己責任だという立場であったが、格差の広がりで社会保障費が増加するということを気づかされ、この問題は他人ごとではないことを実感した。医療費を補助するようなことも重要だが、どうすれば所得の少なさで不健康な人を生まないようにするか、また、本の中でも紹介されていたが、ソーシャルキャピタルを強化し、健康増進に利用できないかを積極的に考えていくことが重要であると感じた。

(N・Y)

 

本書では、日本にはびこる健康格差の問題を、データや理論による説明だけではなく、インタビュー調査などを通して現実具体的に説明されている。例えば、低所得・過重労働を理由とする健康被害や、一人暮らしで周囲とのつながりがない高齢者を襲う健康被害である。

健康格差の背後には、所得格差や地域格差、雇用など様々な要因が存在する。そのため、「健康問題」を考える上では、従来の医学的なアプローチに限らず、社会疫学のアプローチからとらえ、改善策を提言することが求められているように思えた。

(S・S)

 

本書ではこども、高齢者、現役世代についての健康問題を取り上げている。現役世代では雇用格差による健康格差が問題になっている。高齢者では、特養老人ホーム問題や一人暮らし高齢者問題が取り上げられている。こどもにおいて「見えない貧困」が問題になっており、具体的にどのような影響が生まれていないのが現状である。これらの対策としてソーシャルキャピタルや、ポピュレーションアプローチが取り上げられている。このような健康格差の問題を自己責任として済ませてしまうのではなく社会全体でどのように改善していくのかが今後重要になってくる。またこどもにおける「見えない貧困」をどう可視化していくのかも重要になってくると考える。

(K・S)

| 今月の一冊 | - |
11月の読書本

テクノロジーの進化が無限大になる「シンギュラリティ」。その中で私たちの生活にどのような変化が起き、企業が成長を遂げるためには組織をどう変革すべきかについて述べられていた。GNR革命やエクスポネンシャルの6D、エクスポネンシャルの組織の特徴、シンギュラリティ大学の取り組みなど幅広い話題に触れている。特に印象的であったのは、「シンギュラリティを前提としない努力は無駄になる」という言葉で、本書で紹介されていたように技術がエクスポネンシャルに進化していく時代では、今まで想像し得なかった変革が起き、私たち自身のマインドセットを変える必要があると強く実感できた。目まぐるしいスピードで大きな変化が起きていく時代を私たちは生き抜かなければならない。衝撃的な技術革新が多く例示されていたが、従来通りの考え方は捨て、柔軟な対応で時代に適応していかなければならないと感じた。

(Y・H)

 

テクノロジーの進化が無限大になる「シンギュラリティ」。その中で私たちの生活にどのような変化が起き、企業が成長を遂げるためには組織をどう変革すべきかについて述べられていた。GNR革命やエクスポネンシャルの6D、エクスポネンシャルの組織の特徴、シンギュラリティ大学の取り組みなど幅広い話題に触れている。特に印象的であったのは、「シンギュラリティを前提としない努力は無駄になる」という言葉で、本書で紹介されていたように技術がエクスポネンシャルに進化していく時代では、今まで想像し得なかった変革が起き、私たち自身のマインドセットを変える必要があると強く実感できた。目まぐるしいスピードで大きな変化が起きていく時代を私たちは生き抜かなければならない。衝撃的な技術革新が多く例示されていたが、従来通りの考え方は捨て、柔軟な対応で時代に適応していかなければならないと感じた。

(S・O)

 

本書では科学技術の進化のスピードが無限大になる、そのポイントとなるシンギュラリティが2045年に訪れると予想される中、どのような企業が成長を遂げて生き残っていくのか、どのような組織変革が起こるのか、私たちに求められることは何かについて書かれている。シンギュラリティが到来すると、科学技術とともに私たちの生活もエクスポネンシャル的に進化を遂げていく。そのような時代には組織のあり方も変化し、組織の規模はそこまで大きくないものの世界全体に与える影響力や成果が桁違いに大きい飛躍型組織が今後重要になってくる。このような組織形態では変化を積極的に受け入れる姿勢が大切であり、今の日本にはそのような姿勢がなかなか見られず、日本人のマインドセットを変えていく必要があることを理解できた。

(H・T)

 

本書では科学技術の進化のスピードが無限大になる、そのポイントとなるシンギュラリティが2045年に訪れると予想される中、どのような企業が成長を遂げて生き残っていくのか、どのような組織変革が起こるのか、私たちに求められることは何かについて書かれている。シンギュラリティが到来すると、科学技術とともに私たちの生活もエクスポネンシャル的に進化を遂げていく。そのような時代には組織のあり方も変化し、組織の規模はそこまで大きくないものの世界全体に与える影響力や成果が桁違いに大きい飛躍型組織が今後重要になってくる。このような組織形態では変化を積極的に受け入れる姿勢が大切であり、今の日本にはそのような姿勢がなかなか見られず、日本人のマインドセットを変えていく必要があることを理解できた。

(Y・N)

 

テクノロジーが指数関数的に進化していくことで、2045年には進化のスピードが無限大になる「シンギュラリティ」が到来するといわれている。本書では、カーツワイルの言葉を引用して、ジェネティクス革命、ナノテクノロジー革命、ロボティクス革命が起き、私たちの生活は劇的に変わると指摘する。例えば、今後10年間でほとんどの病気が治療可能になり、老化を逆行させられるようになるといったように。こうした革命によってもたらされるものは、私の想像をはるかに超えていて、全く見当もつかない。しかし、社会が、徐々にそして気づくと劇的に変わっていることは間違いないので、日々の情報収集が大切であると感じた。

(S・S)

 

本著は2045年に訪れる「シンギュラリティ」に何が起こるのかを述べたものである。シンギュラリティとは「人間の能力が根底から覆り変容」し、「人類が生物を超越する」様なレベルの大事件だと本著では書かれているが、もしそのような現象が本当に起こるのならば、これから私たちの生活は大きく変化していくことが間違いないだろう。シンギュラリティの影響で今話題となっている水不足や食糧不足がすべて解決するなどとても希望にあふれているなと感じたが、技術が発展することで起きるだろう新たな問題にも柔軟に対処していかなければならないと感じた。

(T・K)

 

本著は2045年に訪れる「シンギュラリティ」に何が起こるのかを述べたものである。シンギュラリティとは「人間の能力が根底から覆り変容」し、「人類が生物を超越する」様なレベルの大事件だと本著では書かれているが、もしそのような現象が本当に起こるのならば、これから私たちの生活は大きく変化していくことが間違いないだろう。シンギュラリティの影響で今話題となっている水不足や食糧不足がすべて解決するなどとても希望にあふれているなと感じたが、技術が発展することで起きるだろう新たな問題にも柔軟に対処していかなければならないと感じた。

(K・S)

 

本著では、技術の発展(シンギュラリティ)により現在の問題や流行り事、人間の役割、組織のあり方がどのように変容していくのかを分かりやすく、そして、ショッキングに伝えている。それぞれのトピックの深い議論は含まないものの、実際に起こっているシンギュラリティの萌芽を例に挙げ、説明していることから、非常に関心を掻き立てる。

この感想を書いているということは非常に人間らしい活動である、とは将来的には言えないかもしれない。しかし、人間性は時代と共に常に書き換えられるものだと思う。今のうちに、感性を磨き、新たな「人間性」へ備えておかなくてはいけないと感じた。

(T・Y)

 

シンギュラリティを迎えるにあたり、私たちはどのように生きていけばよいのかということを、エクスポネンシャルに進化することが予測される最新テクノロジーやそれらを生かした企業を紹介しながら述べられている。担当章に出てきたシンギュラリティ大学で教えられているポジティブな様々な考え方こそが、最先端でテクノロジーを扱う人のみならず、プレシンギュラリティの時代を生きる私たちにも必要になってくるのだと思う。将来のことを考える上でよい本であった。

(N・Y)

 

本書では技術の進歩する速度が無限大になるポイントであるシンギュラリティを迎えることによって、私たちの暮らしや生き方がどのように変わっていくか、どんな考え方で人生やキャリアを考えていかなければならないかについて述べられていた。テクノロジーがエクスポネンシャルに進化するということは想像しにくいことだが、現代においても私たちはその片鱗に触れており、今後は驚くほどのスピードでテクノロジーは進化し、現代では想像もつかないことが可能になってくるだろう。その中で今のような直線の進化しか想像できないような思考ではなく、「エクスポネンシャル思考」でなければ生き残れない社会が訪れるという衝撃的な内容が書かれていた。今後はAIにどんどん仕事が奪われていく中でどの業界に活路を見出すのか、そのようなことを考える機会をくれた一冊であった。

(K・T)

 

本著は「シンギュラリティ」という言葉をキーワードに、シンギュラリティはどのようにして起こるのか、またシンギュラリティ到来後の人間社会はどのように変化していくのかが描かれている。私はこのシンギュラリティの到来については楽観的な考えを持っており、テクノロジーの発達によりAI、ロボットが人手不足の懸念がされる仕事を賄うようになること、また遺伝子の発展が人間の長寿命化をもたらしてくれることをもっと歓迎すべきであると思う。しかし、シンギュラリティは人間から仕事を奪い、人間が働かなくていい社会を生み出すことが懸念される。そのような時代が到来しようとも、AIなどにとって代わられない人間らしさというものは必ずあるはずである。だから、未来に悲観的にならず、シンギュラリティの到来に向けて自分の人間らしさというものを磨いていきたい。

(R・Y)

 

本書では、技術進化のスピードが無限大になるシンギュラリティが近い将来訪れるため、企業はどう組織を変革し、人間はどう対応すればよいのかについて述べられている。私はシンギュラリティはまだまだ遠い未来のことだと考えていたが、今から10年以内にAIが人間を超えるプレ・シンギュラリティが起こるということが述べられており、シンギュラリティは確実に近づいているのだと感じた。AIの発展により便利になることもあれば、人間がAIに支配されてしまうのではないか、という不安もあり、自分にできることは何かを考えシンギュラリティを迎えるべきだと思った。AIに仕事をすべて奪われることも考えられるため、仕事以外に自分の生きがいや何を目標に、楽しみに生きていくかということが大事になると感じた。今のうちから自分の生きがいを探しておこうと思った。

(Y・M)

 

 

 

 

 

 

 

 

| 今月の一冊 | - |
10月の読書本

自滅する選択とは、自分で選んでいるものの結果的に自分の利益に反してしまう矛盾した行動のことである。こうした選択は頻繁に私の目の前に現れる。翌日朝から講義があるのに友達と深夜まで遊んでしまう、課題提出を先延ばしにしてしまう、など様々である。こうした行動をしてしまうのは精神が弱いからだ、この本を読む前はきっとそういう考えしか思いつかなかったであろう。しかし、本書を通して自滅選択には、直近の将来は遠い将来に比べて大きく割り引いてしまうという性質が影響していると理解できた。そして、その改善のためには、先延ばししてしまう自分をよく考慮し、コミットメントや早めの行動を行うことが必要であると感じた。さらに、個人の自滅選択メカニズムは社会問題・政策を取り上げる際にも活用できると感じたので、今後は行動経済学にも興味を持って学んでいきたい。(Y・H)

 

今までの人生、どれだけ大事な仕事や課題を後回しにして後悔してきただろうか。はたまた、仕事や課題があるのに楽しみを前倒しして後悔したことが何度あるだろうか。このような後悔を人生で数えきれないほどしてきた自分にとって本著にはそんな自分のような人間の選択はどのようなメカニズムで行われているのかを明らかにしてくれたという意味で本当に感謝している。この本を読んでからは、将来自分が甘い選択をしてしまうことを織り込んで、先延ばしせずに課題や仕事などをするようになった。ちなみにこの読書感想も提出の4日前に完成させている。自分の行動・計画を改めさせてくれたこの一冊。先延ばしして後悔した経験がある人には必読です。(R・Y)

 

本著では自分で選択しているにもかかわらず、結果として不利益を被ってしまうような行動である「自滅する選択」について経済学や行動経済学の観点からそのメカニズムを分析している。この自滅する選択は異時点間の選択の場合だけに生じるが、これは個人の現在指向の程度の問題であり、現在指向の程度を表す時間割引率が様々な条件下で偏りが生じ、異時点間選択に様々なバイアスを与えている。特に重要なのは双曲割引である。近い将来の選択の時間割引率が大きくなってしまう傾向であるが後回しや先送りといった行動が原因である。自分はどちらかといえば後回し先送りが多い、双曲割引的な人間なので長期的利益のためにダメな自分を見越して、それを織り込んだ選択をしていくことが重要であると感じた。また将来の自分の選択を制限するコミットメントは有効な手段で実践していこうと思う。(H・T)

 

本著では自分で選択しているにもかかわらず、結果として不利益を被ってしまうような行動である「自滅する選択」について経済学や行動経済学の観点からそのメカニズムを分析している。この自滅する選択は異時点間の選択の場合だけに生じるが、これは個人の現在指向の程度の問題であり、現在指向の程度を表す時間割引率が様々な条件下で偏りが生じ、異時点間選択に様々なバイアスを与えている。特に重要なのは双曲割引である。近い将来の選択の時間割引率が大きくなってしまう傾向であるが後回しや先送りといった行動が原因である。自分はどちらかといえば後回し先送りが多い、双曲割引的な人間なので長期的利益のためにダメな自分を見越して、それを織り込んだ選択をしていくことが重要であると感じた。また将来の自分の選択を制限するコミットメントは有効な手段で実践していこうと思う。(Y・M)

 

タイトルにもなっている「自滅する選択」とは、双曲割引という選択バイアスによって、自分で選んでいるのに自分の利益に反する矛盾した行動のことを指すという。おそらく、誰もがこうした自滅する選択をしてしまったことがあると思うが、どのようなメカニズムで、こうした選択が起っているのかというのを行動経済学の観点から説明していて、理解がしやすかった。また、本書の終盤では、どのようにして自滅する選択を避けるべきかという方法が紹介されていた。具体的には、自制問題を自覚し、それを織り込んだ「賢明」な選択をすべきということだった。私は自滅する選択をしてしまうことが多かったと本書を読んで思った。この本で紹介されている方法等を参考にしながら、自滅する選択を避け合理的な選択ができるようにしていければ良いと思った。(S・O)

 

本書は行動経済学の理論(主に、双曲割引や時間割引率)から、アディクションや多重債務、過剰消費、肥満のメカニズムを示し、どのように「自滅する選択」を回避すればよいかについて述べられている。本書での内容は日本全国のみならず、世界の若者(主に大学生)に苦い実体験を想起させ、大きな関心を集めるものであると感じた。こうした関心がR.セイラ―博士のノーベル経済学賞に繋がったのだろう。本書を読書本として扱ったことにより、鷲見ゼミナール全体での、課題や論文の質が向上することが期待できるのではないか。そして、それは「責任感」や「こだわり」、「一体感」などとして結実させたい。日々の選択の糧になる、素晴らしい一冊であった。(T・Y)

 

この本は、まさに私のような人に向けて書かれている本だなと思った。「自滅する選択」とは、自分で選んでいるのに自分の利益に反してしまう矛盾した行動のことをいう。この自滅する選択を、私はこれまで数えきれないほどやってきてしまったと、振り返ってみて思う。大学に入ってからは、提出物をギリギリにやるのが癖になってしまい、結局毎回焦って提出していた。これは嫌なことを先延ばしにしているだけで、目先の利益しか考えていないということである。しかし、本書では、短期的な利益ではなく長期的な利益を考えることが大切であると述べられていた。自分の本当の利益とは、長期的な利益であるため、これからは、未来の自分のために今を頑張りたいと思う。これまで、自滅する選択をついしてしまうのは、その場その場の自分の弱い意志や感情のせいだと思っていたが、この本を読み、行動経済学と関連したメカニズムが働いているということを知って非常に驚いた。行動経済学に少し興味を持った。(Y・N)

 

この本は、まさに私のような人に向けて書かれている本だなと思った。「自滅する選択」とは、自分で選んでいるのに自分の利益に反してしまう矛盾した行動のことをいう。この自滅する選択を、私はこれまで数えきれないほどやってきてしまったと、振り返ってみて思う。大学に入ってからは、提出物をギリギリにやるのが癖になってしまい、結局毎回焦って提出していた。これは嫌なことを先延ばしにしているだけで、目先の利益しか考えていないということである。しかし、本書では、短期的な利益ではなく長期的な利益を考えることが大切であると述べられていた。自分の本当の利益とは、長期的な利益であるため、これからは、未来の自分のために今を頑張りたいと思う。これまで、自滅する選択をついしてしまうのは、その場その場の自分の弱い意志や感情のせいだと思っていたが、この本を読み、行動経済学と関連したメカニズムが働いているということを知って非常に驚いた。行動経済学に少し興味を持った。(K・T)

 

自滅する選択は目先の欲求を優先させる双曲割引のような選択バイアスが生じることで起こると述べられていた。普段の生活で後々後悔するとわかっていても、しばしば双曲的な行動をしていることを自覚する私をはじめとした人たちにとってはできれば聞きたくもないような話であったが、今後生きていく上で把握しておいて損はないような、「自滅」のメカニズムと数々の自制の手立てが分かり非常に勉強になった。できるだけ賢明な判断のもと生活できるよう行動を改めなければと気づかされた一冊だった。(N・Y)

 

「自滅する選択」とは自分で選んでいるのに自分の利益に反してしまう矛盾した行動のことを指す。わたしたちはそれが自分のためにならないことを知っていてそのような行動を起こしてしまう。最初にこの本を読んだとき、これは自分のために書かれたような本であるとしみじみ感じた。多くの人が将来の大きな利益より目先の快楽を優先させてしまうことに共感を覚えると思うが、これには様々な理由があり、解決するにはやはり強固な意志力が必要なのだと思う。これからもう一度この本をじっくりと読み込み「自滅する選択」を回避していきたい。(T・K)

 

本書は、発展著しい行動経済学の理論をもとに、今やるべきことを先延ばしにしたり、目先の利益にとらわれ非合理的な行動をとってしまうこと(=自滅する選択)が説明されている。借金・肥満・ギャンブルのような自滅選択の個別具体的なケースを考えながら、行動経済学の理論の一端を学ぶことができたのは有意義であった。また、将来の選択に影響を与える双曲性という人間の普遍的性質を意識できたのは、今後の大学生活や職業人生を歩むうえで大きなアドバンテージになったと思う。人と接するとき、リーダーとして指示を出すとき、人間は双曲的な側面があるということを念頭に置いて、コミットメント手段も用意しておこうと、本書を読んで思った次第である。(S・S)

 

自滅する選択とは、自身の意思決定や選択に基づいているが後々のことを考えると自分自身に決してよい結果にならないような選択を行うことです。この本を読んでせっかちであり、かつ肥満である私は損をする可能性が高いということが分かりました。思い返してみると課題など先延ばしにしがちであり、提出日の前の日に慌ててやることが多くありました。この本を読んでから目の前の問題を先延ばしにせずできるだけすぐに解決できるよう心掛けています。しかし、まだ怠けてしまう自分がいるので急ぎすぎずしかし着実に改善できればと考えています。(K・S)

 

 

| 今月の一冊 | - |
9月の読書本
ゼミの夏合宿で長野県小布施町に行くことになって初めて知った「小布施」だが、本書ではその小布施のまちづくりについて詳細に記載されており、本書を読んでから小布施に行くことで大変知識が深まった。まず、景観に欠けたところがあれば補い、不要なものは取り除き、乱れたところは整えることで1つのまとまりのある景観をつくる「修景」というものがあることは知らなかった。歴史的なまちづくりといえば昔の町並みを復原することしか想定していなかったため、この修景という手法は非常に新鮮であった。その修景に欠かさない曳き家も、その手法が現状を細部まで残せるという積極的な理由で利用されていることも印象的であった。そして、最も印象的であったのは官民関係なく小布施に住むすべての人がこのまちづくりを成し遂げたということだ。もちろん市村町長や宮本忠長が中心ではあっただろうが、罰則のない景観条例を住民が遵守し、景観づくりを自発的に行うなど、まち全体でのまちづくりが功を奏してあの美しい街並みになったのだと感じた。 (Y・H)

 

本書は善光寺平にある小さい町でありながら、町全体で修景事業を行い、年間120万人の観光客が訪れるまでに発展した長野県小布施町のまちづくりの軌跡が書かれている。小布施町で行われた修景事業では自然態が重要になり、そこに観光客は落ち着きや癒しを感じ、また来たいという気持ちにさせられる。この自然態は元の景観の中で足りない部分を補い、不要な部分を削ることで生まれる一つのまとまりのある景観から生じると述べられている。またこの修景事業では条例が定められ、それに住民が自主的に従うなど住民の同意・協力が大きな役割を果たしていることが分かった。 (Y・T)

 

本書では住民と行政が一体となって景観を修復し、町の人口の100倍にも匹敵する、120万人の観光客が訪れるという日本でも稀有な町である小布施町について、主に「修景」の観点から、小布施の魅力や他の市町村にとっても役立つまちづくりの知恵が多分に述べられている。小布施のまちづくりにおいて私が最も感心した方針は「文化財を際立たせ、強くアピールする、町並み保存ではなく人の生活が感じられる町並み保存・づくり」をしているというものだ。これは、小布施の方針が美術館において多くの美術品を鑑賞した際に出てしまう一種の「疲れ」を従来のアピール型の町並み保存・づくりでは感じさせてしまっているということをしっかりと認識していることを示しており、非常に先進的な方針であると感じた。
小布施町は長野県で最も小さな市町村であり、元来、コンパクト性は少なからず持っていたと考えられるが、それに留まらずより洗練されたまちづくりや修景を行っていることはとても素晴らしい姿勢で住民と行政が取り組んでいることの顕れである。実際にゼミ合宿で訪れた際には分からなかった魅力が本書を通して、明らかになったことは確かであり、もう一度小布施を訪れたいと思った。また、小布施のようなまちづくりが多くの自治体に広まり、実践されることが画一化してしまった日本の風景を覆す足掛かりになると期待する。そして、いつの間にかヨーロッパのような情緒を帯びることになるだろう。 (T・Y)

 

本書では、日本有数の観光地である長野県小布施町の時代の流れに合わせ、またそこに暮らす人々の思いを大切にしながらまちづくりを行っていく小布施流のまちづくりの方法について述べられている。そのまちづくり手法というのが「修景」と呼ばれる少しずつ景観を修復して、まちを作っていくものである。この本を事前に読み、小布施町に行ったので、まちのどこで修景が行われたか、また時代の流れとともに移り変わってきた小布施に思いを馳せながら見物することができた。小布施に行く際には事前に読んでおきたい一本です。 (R・Y)

 

本書は、多くの観光客が訪れる長野県小布施町のまちづくりについて書かれている。小布施町では、景観の修復で伝統的な街並みに固執しすぎず、しかし歴史も守りつつ、まちづくりを進めたと分かった。実際に今年の夏合宿で小布施町を訪れてみて、オープンガーデンなど住民もまちづくりに関わっていて温かさを感じる町だと思った。地方には都会と違った地方ならではの良さを生かしたまちづくりが必要なのだと思った。 (Y・M)

 

本書には、長野県にある小布施町という小さな町の成功したまちづくりの様子が書かれている。成功に導いた特性として、「内」をつくりまとまりのある景観をつくることや、個人の庭や田畑などの身の回りのすべてのものが修景の素材になりえることが挙げられていた。独自の景観条例があり、住民はそれを守ることに誇りを待っており、やりがいを感じてより良いまちづくりを行っていることが非常に素晴らしいと思った。まちづくりの成功の秘訣は、住民が、自分のまちを想うこと、そしてその町の魅力を外部に伝えたいと想うことなのではないかと思った。 (Y・N)

 

東京理科大学・小布施町まちづくり研究所の所長である川向が長野県小布施町のまちづくりについて、主に建築・景観の観点から説明している。小布施のまちづくりは建築家や行政、住民が協働して作り上げられているということが述べられていた。特に「住民主体のまちづくり」ということが述べられていたが、住民の協力なくしてよいまちづくりは進まないということだろうなと感じた。 (S・O)

 

本書では、小布施のまちづくりを成功に導いた要因に修景があると述べている。修景とは、景観に欠けたところがあればそれを補い、一つのまとまりある景観を作り上げることである。小布施では、住民が景観について条例を定めて修景に取り組んできた。条例となっているが一種のガイドライン的なものであり、強制力はないものらしく、住民が率先して行っていることを証明している。小布施のようなまちづくりを一から行おうとするとたいへんな労力や時間を有することは十分に考えられる。小布施の住民が自発性を持ち、より良い町にしようとする共通意識を持ち、それがこのようなまちづくりを可能にしていることが本書から読み取れる。 (K・S)

 

本書は長野県にある小布施町について、その街づくりに焦点をあてている。小布施町はその伝統的な街並みを大切にしつつも、それに固執しすぎずに景観を修復、ここでは「修景」という手法をとりまちづくりを行っている。この小布施町に実際に行ってみて本書に書かれている通り「もう一度行ってみたい」と思わせるような街並みであり、その修景という過去にこだわりすぎない手法がとられていることが大きな魅力だと感じた。また、このまちづくりを行っている町では住民が協力してこの町を守ろうとしているのだろうと思い、そのような自治体だからこそ生き生きとしているのだろうと思う。またゆっくり観光に行ってみたい。 (T・K)

 

本書では、独自のまちづくりを成し遂げた小布施町について書かれている。小布施では町並みの修景により整備が行われた。そのため、町並み保存とは違い自然態を大切にしていて、日常生活や歴史を壊すことなくまちづくりが成功し活性化したと述べられている。この活動において、官学の連携の他に住民の理解が得られていたことがまちづくりの成功の功を奏しているように感じる。各住民にとって自由な場である「内」も存在していたため、住民も積極的になり活動できたことがとても大きい。このまちづくりは、小布施のような小さな町だからこそ実行でき、成功したという側面もあるように思うが、まちづくりに関する考え方という点で学べる点が多く、全国でも小布施のようなまちづくりを検討すべきだ。 (N・Y)

 

長野県にある小布施町は人口1万2千人程度の小さな町である。多くの観光客や行政の視察団が訪れる小布施町の強みは、歩いているだけで人々の郷愁を引き起こし、癒しのひと時を提供する「景観」にある。特に注目すべきなのは、行政と住民に限らず、学生や建築家まで、様々な人が連携してまちづくりを進めてきたことであろう。行政主導のまちづくりにならざるを得ない自治体が多い中、住民主導でまちの景観を整え、独自の小世界を形作った小布施町は、先駆的な事例だと思った。また、人口減少と少子高齢化により、まちのコンパクト化を迫られている多くの自治体は、小布施町のような住民主導の取り組みを促すべきではないかと考えた。 (S・S)

 

本書では、長野県にある小布施町という小さな町を例に今後のまちづくりの方向性について述べられている。近年、官民が協力してまちづくりを行うことが求められているが、実際には行政頼りなところがある。その中で小布施町は様々な人が協力し合って理想的なまちづくりを行っていた。またまちづくりの方向性としても、何もかも新しく便利にするのではなく、生活を大事にしながらも、小布施の歴史を残したまちづくりとなっている。伝統を守りながらその町に住む人が住みやすいようにする、これこそが今後私たちに求められるまちづくりの理想形なのではないのかと考えさせられた。 (K・T)

 

 

この本では、毎年120万人もの観光客が訪れる長野県小布施町で行われたまちづくりの手法について書かれている。小布施町では町並み保存とは異なる「修景」という手法を使い、伝統的な町並みに固執しすぎず、しかし、町の歴史を無視した再開発でもない。暮らしている人々の生活や自然の状態を維持したまま景観を修復してまちづくりを実現したということが分かった。小布施町のように確かな考えを持ち、まちづくりを行うことが成功につながるのだと感じた。 (K・Y)

 

本書は、長野県にある小布施町が行ったまちづくりについて書かれている。景観を修復する「修景」という手法を用いてまちづくりを行い成功に導いたが、いかにそれが難しいことであったかを知ることができた。町自体は決して大きなものではないが、実際に足を運んでみて、情緒ある街並みが広がる魅力の詰まった町であることを強く感じた。 (M・K)

 

本書では、毎年大勢の観光客を呼び込んでいる長野県小布施町のまちづくり手法について述べられている。その小布施町でのまちづくり手法として、「修景」というまちづくり手法が用いられている。
まちづくりを成功させるためには行政だけにまかせるのではく、地域住民や企業を含めたまち全体での取り組みが必要不可欠であるのだと再認識させられた。 (K・S)

 

この本は、また小布施に行きたいと思わせてくれるような内容でした。まちづくりにおいて、住民の暮らしやすさを追求するのはもちろん、建築においてデザイン性を重要視しているのは面白いと思いました。ほかの都市を見習うといった手法ではなく、小布施ならではのまちづくりを行うという点で、本来のまちづくりは、そのまちの個性を活かすべきなのかなと思いました。 (R・M)

 

人口の約100倍もの観光客が訪れる小布施町には、どのようなまちづくりが行われ、何に人々は魅力を感じているのかなど、観光が盛んなまちとして成功した手法が書かれている。「修景」というコンセプトのもと、まちづくりを数十年積み重ね高い評価を得てきた。日常性や現代生活の自然態を最大限に引き出すように町並みを整えていったといところがキーポイントとなった。このようなコンセプトを掲げてまちづくりを進めている地域は少ないと思うし、他の地域にはないことを実施したと思うので、その点は感心した。 (H・K)

 

小布施のまちづくり成功の背景を知ることができた。町と住民が一体となり、長い時間をかけて小布施町を再生していったことはまちづくりを成功させる上で必要なことである。観光のためだけではなく、住民が暮らしやすいまちを作ったことが、小布施町に転入してくる人が現在も一定数いるという現状を生み出しているのだと思った。
他の市町村が小布施町と同じプロセスを踏んだら小布施町のように成功するわけではないと思うが、住民の理解や協力がなければ成功はないのだと思う。また、それぞれのまちに適応したまちづくりの仕方があり、それを探すことがとても重要なことであると感じた。 (M・O)

 

本書は、毎年120万人の観光客が訪れる長野県小布施町のまちづくりの軌跡を述べている。小布施町のまちづくりにおいて修景が重要であるとわかった。修景は建物単位で昔ながらの風情を再現する街並み保存と違い、あくまで現代社会の日常の暮らしを守りつつ全体のバランスを調和させる手法である。小布施町では建物単位ではそれぞれの家主や建築家の意図で、結果的には街並みがバラバラになってしまうところ、家の屋根の向きや角度を統一し、建物の位置関係で塀などを無くして生け垣や樹木による滑らかな境界線を描いている。このようなことを行うためには、行政、住民、民間など様々な方面の協力なくしてできないと思うので、その点で小布施町は優れていると感じた。 (H・O)

 

この本は、小布施のまちを伝統的な街並みに固執しすぎず、とはいえまちの歴史をまったく無視した再開発でもない、いまあるもの、そこに暮らす人々の思いを大切にしながら、少しずつ景観を修復してまちをつくっていく、そのまちづくりについて述べている。それは「修景」というまちづくりの手法である。
実際に小布施町に行ってみて、とても温かみがあるまちで、これがまちづくりについて本にまでなる理由なのかなと思った。 (S・O)

 

この著書は長野県にある小布施町という小さな町についてこの町がどのようにしてまちづくりを成功させたかについての詳しい記述がなされている。小布施町は長野市、須坂市といった長野市域に隣接しており、長野電鉄が両市を結んでいる。この小布施町は葛飾北斎ゆかりの街として有名であり、北斎を中心に取り上げた美術館もある。
このような小さな町がなぜ魅力あるまちづくりを達成することができたのだろうか?再開発?利便性の向上?補助金?けっしてそのような話では片づけることのできない小布施の「まちづくり」が著書にて詳細に書かれている。地元の名産品や地形・風土を生かしたまちづくりではあるが、他が行っているまちづくりとは大きく違っていた。小布施は他と比較して何が違うのか?小布施が取り組んだ「まちづくり」に大きな関心を感じ取ることができた。 (Y・T)

 

今回この本を読んで、小布施は半径3劼房まる程度の小さな町ですが、このコンパクトさを活かしたまちづくりを展開しており、他地域から多くの人を呼び込むことができていることに関心を抱きました。住民のニーズやそれに対するサービスを充実させるだけでなく、小さい町だからこその暮らしやすさを追及している点は、とても興味深かったです。小規模な町のまちづくりの良い見本になるのではないかと思いました。 (N・K)

 

今夏の合宿では小布施町を訪ね、役場での意見交換会もさせていただいた。散策した町の景観は暖かな田舎の雰囲気があり、また来たいと思わされた。
この本は、そんな町づくりを成功させるためにどのような取り組みをしてきたのかが記されている。キーワードは「修景」。町並みの「保存」とは異なり、一つの大きな景観をなすすべての要素を取捨選択して整える作業である。
行政による一方的なお金に任せた解決ではなく、文化的で、地域住民や建築家と一体になった地方維持政策が述べられている。試しに読んで、実際に小布施町を訪ねてみてほしい。 (T・S)

 

本書では、毎年120万人の観光客が訪れるという長野県小布施町のまちづくりについて書かれていました。半径3km程度の小さな町の何が人々を惹きつけるのか、実際に足を運んでみて、落ち着いた歴史を感じさせる街並みが魅力の一つなのだと感じました。広さや資源は問題ではなく、その町の魅力を最大限に生かせるかどうかがまちづくりの成功につながるのだと思いました。 (K・S)
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8月の読書本(3年PC)
本書では、都市を経済の単位で捉えており、都市が発展するためには「輸入置換」が必要であると述べている。この輸入置換とは、今まで輸入していた財を地産の財で代替することで、その生産において新たな雇用を創出できるというものである。この本書は1984年に出版されたものであるが、納得させられるところが多く、とても刺激的であると感じた。ただ、地域の衰退を回避するために、都市ごとに通貨を独立させるという解決策は現実的な実現、性は難しく、変更に伴う問題点の方が多いのではないかと感じた。 (K・S)

 

国単位で経済を見るのではなく、都市を基本単位として経済をみるという内容だった。他の地域から輸入していたものを自らで生産し、さらに輸出も行うことが発展した地域を生み出す。以上のようなことができない自治体は衰退してしまうという主張である。
すべての地域が今まで輸入していたものを自ら生産するということは、難しいと思った。比較優位説のほうが現実的であり、地域が衰退する理由は他にあるのではないかと感じた。 (M・O)

 

本書は雇用、金融、エネルギーにいたるまで、あらゆるものを地産地消にすることにより経済発展が実現するというジェイコブズの経済論は、現在の日本が抱える経済停滞や地方都市の活力減退、地域間格差問題などを的確に記述していることを示している。賑わいのある地域とそうでない地域の違いが分かり易く説明されていてよかった。 (H・O)

 

アメリカの作家・ジャーナリスト兼運動家であるジェイン・ジェイコブズの著書を翻訳した一冊。
この本にある通り、ただの誘致や補助金政策だけでは都市の活性化にはつながらず、むしろ緩やかな衰退に向かう、ということを30年以上前から予言していた慧眼には恐れ入る。
我々の論文においては、有機的な企業の誘致を図る政策を考えるきっかけとなってもいる。
ただし、あくまで20世紀後半に書かれた本であるため、自立可能な独自性による小規模都市の生存戦略など、現在では達成が困難な内容も書かれているため注意が必要。 (T・S)
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8月の読書本(3年PM)
評価:
田中 秀明
中央公論新社
¥ 929
(2013-08-25)

本書では、歳出入だけでなく、予算を作る仕組みや制度、政治的な意思決定システム、政府の統治機構の問題を対象にして、少子高齢化を乗り切るために日本財政をどう立て直していくかについて述べられている。これまでの日本の財政再建の失敗の理由から、日本における重要な3つの課題として「危機感の共有」、「予算制度の改革」、「社会保障制度」を挙げており、今後の財政再建の必要性について再確認することができた。 (M・K)

 

財政再建がどのように行われているのかを知りたくて読みました。支出削減はもちろん、増税や歳入増のための内容もありましたが、あまり具体的には書かれていませんでした。日本の財政再建がなぜうまくいかないのか、という内容が主でした。財政再建についてというよりは、日本の財政がいかに深刻であるかどうかが書かれていました。 (R・M)

 

この本は、日本の財政についてマクロ的な視点から書かれたものである。財政再建を何度も繰り返してきたが、失敗も繰り返してきたのが現状である。失敗する原因として、予算制度に着目している。日本の予算制度について諸外国と比較して、日本の予算制度のどの部分に問題点があるのかについて知ることができた。財政状況を健全化するためには、根本的な改革が必要だと改めて認識することができ、理論と実務をうまく組み合わせていくことが重要であると感じた。 (N・K)

 

本書では、日本の借金が1000兆円を超えたことに対し、国家破綻を巡る議論について書かれていました。日本が抱えている借金は経済成長を期待して改革を先送りし続けてきた20年間の結果であるとして、何度も財政再建を掲げているのにも関わらず、なぜ失敗するのか?というテーマで論じられていました。日本の予算制度に着目して、財政再建に失敗・成功した先進国の例を挙げながら分かりやすく書かれていました。本書では、日本の借金が1000兆円を超えたことに対し、国家破綻を巡る議論について書かれていました。日本が抱えている借金は経済成長を期待して改革を先送りし続けてきた20年間の結果であるとして、何度も財政再建を掲げているのにも関わらず、なぜ失敗するのか?というテーマで論じられていました。日本の予算制度に着目して、財政再建に失敗・成功した先進国の例を挙げながら分かりやすく書かれていました。 (K・S)
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8月の読書本(3年JE)
日本社会では少子化に歯止めがかからず、100年後の人口は現在の3分の1になるといわれている。この状況で、政府は「地方創生」というキーワードを提出し、政策を進めている。この本ではそもそも地方創生とは何か、そしてどのような政策を進めていくべきなのかについて書かれている。また、人口減少下での新たな地域再編の柱となっている連携中枢都市圏についての解説がされており、連携中枢都市圏の考え方などについて理解することができた。 (K・Y)

 

この書籍では、地方創生の背景や政府の基本政策、47都道府県の人口ビジョンや総合戦略の特徴が紹介されている。また、人口減少社会において政府は地域をどう再編するのか、その柱である連携中枢都市圏などを解説し、地方創生への対応を考察している。連携中枢都市圏は、どんな目的で行われ、実施することによってどのような効果を得ようとしているのか、地方創生という政府の取り組みの中で連携中枢都市圏はどのような役割を担っているのかなど、この書籍を通して理解することができた。 (H・K)

 

この本では、少子化に歯止めがかからず、100年後の人口は現在の3分の1と予想されている日本において、政府が出した「地方創生」というキーワードをどう評価すべきかを論じている。政府が進める地方創生を概観し、各都道府県が作成した人口ビジョン、総合戦略の特徴を検証している。
地域再編において重要なのは、コンパクトシティとネットワークであることが分かった。 (S・O)

 

この著書は人口減少と東京を中心とした大都市への人口一極集中が進む中で、地方がいかにして地方創生を実現させるかについて述べられており、都道府県人口ビジョンの実現可能性の低さについて述べたうえで、人口減少の上での土地計画・連携中枢都市圏の取り組み・立地適正化計画の達成状況を踏まえたうえで、地方創生の本質とまちづくりの基礎について提言している。
ここでは特に論文の大きなテーマとなっている「連携中枢都市圏」についての記述がなされており、連携中枢都市圏がどのような意義で行われているのか、実際にどのような取り組みが行われているのかについての知識を得ることができたが、実施から数年しかたっていないためか正確な効果までは出ておらず決定的ではなかったが、新潟広域都市圏についての足掛かりを得ることができたと思う。 (Y・T)
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